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2012年迄のQ&A集

 7月頃に購入してきたコキンチョウのペアの子は取れたのですが、その子供達は上手く繁殖できません。どうしてなのでしょうか?
 購入してきたコキンチョウは上手く繁殖できたわけですね。ということは、まだ、コキンチョウの飼育のコツをつかんでいないということになります。といいますのは、購入してきたコキンチョウがうまくいったということは、前の持ち主が上手に育てていたということになります。(この逆で、購入してきたコキンチョウがうまくいかなかったという場合は、必ずしも前の持ち主が悪いということではありませんので念のため。)
 「購入してきたコキンチョウの子供達は、順調に育ち繁殖しました。」と言えるよう、あせらずに頑張りましょう。

 カナリアを去年から飼い始めました。今年の2月になってもオスが、以前飼っていた時のオスのカナリアのように囀りません。グゼリのような感じで鳴いているようですが、グゼリとも違うような気がします。当然、グゼリを見せる幼鳥でもありません。こんな鳴き方で、これからの巣引きは上手くいくのでしょうか?
 あー、はいはい、思い当たることがあります。私もカナリアを飼って最初にびっくりしたことがあります。それは、確か赤カナリアをペアで購入して雛を取った時のことです。なんとメスが、低い声で鳴くのです。オスのように声高らかに囀るわけではありませんが、単純にピィーではなく連続して鳴くのです。ただ、声は小さくてきれいではありません。その時は、「え~、メスと言っていたのに取り換えてもらわねば・・・・」と思っていた矢先に卵をうみました。ということは、ペアに間違いなかったということになりました。(その後、卵は孵り雛を育てましたので完璧なペアです。)
 ということがあり、「カナリアって声がすばらしいだけにメスでも小さい声で鳴くんだ」と感心させられたことが一番に頭に浮かんできました。もちろん、オスのような声ではありませんが、びっくりします。後でわかったのですが、それを「地鳴き」と呼びます。もちろん、話の内容だけでは断言できませんが、どうもメスのような気がします。
 私のカナリアの飼育歴は2011年現在で5年くらいと短く羽数も多く飼ったことはありません。その上、鳴いている声を聴いていないので違うかもわかりませんが、一度見てもらったらいかがでしょうか?
※グゼリとは、生後2ヶ月くらいたつころにオスが、のどをふくらませて小声で囀り始めることを言います。本来のきれいな声ではない上、2週間ほどで鳴かなくなります。

 小鳥は手乗りでないと人には馴れないのでしょうか。
 うーん。馴れるというのがどの程度なのでしょうか?手を差し出したら、手にのってくるというのはフィンチ等の場合、手乗りでないと難しいでしょう。(大型のインコについては、経験がありませんのでお話しすることができません。)ただ、手乗りでなくても人に馴れやすい性格の小鳥はいます。こういう個体の場合、手から餌を直接渡せるようにはなります。また、手に乗るものもいないことはないのですが、多くはありません。
 先日も、ジュウシマツのロクちゃんがどうしたことか後ろ指を自分の足にひっかけて元に戻らなくなっていたので、捕まえて元に戻してやりました。捕まえたので少しびっくりしていましたが、落ち着けばすぐに元の状態にもどりました。
 手乗りもいいと思いますが、私は手乗りでなくて人に馴れているというのが好きです。人を全く怖がらない小鳥がほしいという場合は手乗りをお勧めしますが、よく馴れる個体の場合は自然に意思が通じているような印象を受け面白いですよ。ただ、馴れるまで少し時間がかかることや、馴れにくい個体もいますので必ず馴れると思っては飼わない方が良いでしょう。

 小鳥を飼いたいと思っていますが、初心者で簡単に飼える小鳥を教えて下さい。
 今は、インターネッが自由に使え、いろんなことをすぐに調べることができて便利です。小鳥の飼い方等もよく載っていますので昔ほど困らないようです。かといって、いきなりコキンチョウ等の高級フィンチやカナリア等の小鳥を飼うのは手がかかりますし、全く経験のない方にとっては失敗する可能性も非常に高くなります。
 そこで、簡単に飼える小鳥の代表としてジュウシマツをおすすめします。(但し、ヨーロッパ十姉妹といわれるものは除く)。ジュウシマツは、飼育法も簡単ですしよく繁殖しますので繁殖方法も会得することができます。まずは、ジュウシマツを飼って小鳥の飼育法や判別の仕方等を実際に体験し習得してください。
 その他、セキセイインコや文鳥なども比較的丈夫で雛育ても上手です。経験者からアドバイスしてもらえる状況にあるならその小鳥達でも問題はないと思われます。

 小鳥の餌入れにネズミの糞が時々混じっています。問題ないのでしょうか?
 小鳥籠にネズミが入れないとすると、購入した餌の中に最初から入っていたと考えられます。実はよくあることなのです。餌をやるときに糞があるかないかをいちいちチェックするのは大変なことですが、チェックしてのけておいた方が良いでしょう。
 ネズミの糞自体が悪いのかどうかはわかりませんが、ネズミが食べたものが問題だと思います。例えばネズミの駆除の薬を食べたネズミが糞をし、それが混じっていた場合は非常に危険だと思います。(抵抗力があるネズミは死なないそうです。) 
 実際、過去にネズミの糞が原因で落鳥したのではないかと思われることがありました。それ以来、私は糞を見つけたら必ずのけるようにしています。餌の中には、ほんとに困るんですが、その気になって探せば必ずと言っていいほど入っていますね。安全のために必ずのけておきましょう。

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